自動車の整備をしていると、「小さいボルトやワッシャーを落としてしまった」「奥まったところが見えない」「狭い場所にある部品を取り出したい」といった場面に出くわすことがあります。
ほかにも、ホースやクリップなどの小さな部品をつまんで外したいときや、手では届きにくい場所にある部品を引っ掛けて取り出したいときなど、あと少し工具が届けば楽なのに……ということも意外とあります。
そんなときにあると便利なのが、ポケットに入れておいたり、工具箱のペン立てや隅に置いておいたりできる小型工具です。
伸縮式のミラーやマグネット、ピックツール、ミニプライヤーなどは、毎回使うような工具ではありません。ですが、必要になったときに手元にあると、作業がグッと楽になります。
今回の記事では、整備中の「あとちょっと困った」を解決してくれる、持っていると便利な小型工具を紹介していきます!
商品選定について
この記事では、持ち運びやすさ・使いやすさ・整備での実用性などを考慮し、初心者でも使いやすい商品を選んで紹介しています。
マグネット
自動車の整備では、ボルトやナット、ワッシャーなどの小さな金属部品を、エンジンルームや車体の奥に落としてしまうことがあります。
手を入れて拾える場所なら問題ありませんが、狭い場所や手の届かないところに落としてしまうと、部品を拾うだけでも意外と時間がかかります。
そんなときに便利なのが、先端にマグネットが付いたピックアップツールです。
マグネットに鉄製のボルトやナットなどを吸着させて拾えるため、手が入らない場所から部品を取り出すときに役立ちます。伸縮式のペン型なら、使わないときはコンパクトに収納でき、クリップ付きの製品なら工具箱や作業着のポケットなどに入れておきやすいのもメリットです。
普段から頻繁に使う工具ではありませんが、部品を落としてしまったときには「持っていてよかった」と感じやすい工具のひとつです。
ミラー
自動車の整備では、エンジンルームの奥や部品の裏側など、目視しにくい場所を確認したいことがあります。
手を入れることはできても、目線を入れられない場所では、無理な姿勢になったり、何度も覗き込んだりしなければならず、意外と確認に手間がかかります。
そんなときに便利なのが、先端にミラーが付いた伸縮式ミラーです。
ミラーを使って奥まった場所や部品の裏側を映せば、直接目で確認しにくい場所の状態を確認できます。さらに今回紹介するような先端にライトが付いたタイプなら、暗い場所を照らしながら確認できるため、エンジンルームの奥などでも使いやすくなります。
ペン型で伸縮できるタイプなら、狭い場所にも差し込みやすく、使わないときはコンパクトに収納できるのもメリットです。
先ほど紹介したマグネットピックアップツールが「落とした部品を拾う」ための工具なのに対し、こちらは「見えない場所を確認する」ための工具です。
ミラーを覗き込みながら部品の裏側を確認していると、ちょっとだけ歯医者さんの気持ちが分かるかもしれません(滅天豪爆笑村)←なんやねんこれ
普段から頻繁に使う工具ではありませんが、見えにくい場所を確認したいときに、手元にあると頼りになる小型工具のひとつです。
ピックツール
自動車の整備では、Oリングやシールを外したり、狭い場所にある小さな部品を引っ掛けたりするときに、ピックツールが役立ちます。
ピックツールは先端を部品の隙間に差し込んで使うため、力をかけたときに簡単に曲がったり折れたりしない、工具自体の強度も重要です。
今回おすすめするのは、PB Swiss Toolsのピックツール5本セットです。
5種類の先端形状を使い分けられ、PB Swiss Toolsでは、ばね鋼をベースにした特殊合金によって、高い硬度と優れた弾性を両立させているとしています。
ただ、いきなり5本すべて揃える必要があるのかなと感じる方もいるかもしれません。もちろん本数が多いほど対応できる場面は広がりますが、まずは1本から試してみたいという方のために、ストレートタイプや90度タイプの単品リンクも用意しています。
今回は、5本セット・ストレートタイプ・90度タイプの3種類を紹介します。用途に合わせて、自分に必要なタイプを選んでみてください。
ミニプライバー
自動車の整備では、部品の隙間に工具を差し込んで、少し持ち上げたり、こじったりしたい場面があります。
そんなときに便利なのが、コンパクトなミニプライバーです。
見た目はマイナスドライバーに似ていますが、用途は少し違います。マイナスドライバーは本来、ねじを回すための工具です。一方、プライバーは部品の隙間に差し込み、てこの力を使ってこじるための工具なので、部品を浮かせたり、隙間を広げたりするときに使いやすくなっています。
今回紹介するのは、SIGNET(シグネット)のミニプライバーセットです。
全長125mm、軸径4.8mmのコンパクトなサイズで、3本セットになっているため、作業内容に合わせて使い分けられます。
マイナスドライバーでも代用できそうな場面はありますが、ドライバーを本来の用途以外でこじり作業に使うと、先端や工具を傷める原因になります。
「ちょっとこじりたい」という場面のために、専用のプライバーを1セット持っておくと、工具を無理な使い方をせずに済みます。ポケットや工具箱の隅にも収納しやすい、まさに今回のテーマに合った小型工具です。
ミニプライヤー
自動車の整備では、狭い場所にある部品をつかんだり、指ではつかみにくい小さな部品をしっかり保持したりする場面があります。
そんなときに便利なのが、手のひらに収まるほどコンパクトなミニプライヤーです。
特にウォーターポンププライヤータイプなら、つかむ部分の開き幅を調整できるため、小型でもさまざまな大きさの部品に対応できます。通常サイズのプライヤーでは大きすぎるような場所でも、コンパクトなミニプライヤーなら取り回しやすいのがメリットです。
今回紹介するのは、KNIPEXのCobraシリーズ。小型ながらしっかりと部品をつかめるため、携帯用としても使いやすいプライヤーです。
「大きなプライヤーを使うほどではないけど、指だけではつかみにくい」という場面で、1本あると意外と出番の多い工具です。
小型ペンライト
自動車の整備では、エンジンルームの奥や部品の裏側など、作業場所が暗くて細かい部分が見えにくいことがあります。
そんなときに便利なのが、ペン型の小型ライトです。
大きな作業灯を持ち出すほどではない場面でも、ペン型ならポケットやペンケースに入れておけるため、必要なときにサッと取り出して使えます。両手を使う作業では、胸ポケットなどにクリップで固定して使えるのも便利です。
今回紹介するのは、KTCの充電式LEDペンライトです。
一つ目は、シンプルでスリムなペン型ライト。USB Type-Cで充電でき、3段階の明るさに切り替えられます。また、防塵・防水性能はIP66に対応しているため、整備やガレージで使いやすいモデルです。KTC公式では、胸ポケットやペンケースに収納できる小型・スリムなペンタイプとして紹介されています。
一方の二つ目は、ライトのヘッド部分を90度まで回転できるフレキシブルタイプです。さらに底面にマグネットが付いているため、金属面に固定して作業場所を照らすこともできます。ペンクリップとマグネットを使い分けられるので、両手を使いたい整備作業にも便利です。防塵・防水性能はIP65に対応しています。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、自動車の整備で「あと少し届けばいいのに」「ここが見えればいいのに」といった、ちょっとした困りごとを解決してくれる小型工具を紹介しました。
マグネットピックアップツールや伸縮式ミラー、ピックツール、ミニプライバー、ミニプライヤー、小型ペンライトなど、どれも普段から頻繁に使う工具ではないかもしれません。
しかし、部品を落としてしまったとき、奥まった場所を確認したいとき、狭い場所で部品をつかみたいときなど、いざ必要になった場面では頼りになる存在です。
こうした工具は、大きな工具箱を用意しなくても、ポケットやペンケース、工具箱の隅などに入れておけるものが多いのも魅力です。
「こんな場面で、ちょっと使える工具が欲しいな」と感じることがあるなら、今回紹介した小型工具の中から、自分の作業に合うものをひとつ持っておくと便利です。
この記事が、日々の整備やDIYで感じる「あとちょっと困った」を解決する工具選びの参考になれば幸いです。



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