ガラコの使い方を解説|施工前の油膜取りが重要な理由と下地処理の手順

洗車

雨の日の視界を良くしたい。そんなときに定番なのがガラコなどのガラス撥水剤ですよね。

しかし、

「前に塗ったのに、もう撥水しなくなった」

「思ったより長持ちしなかった」

という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

実は、ガラコの性能をしっかり発揮させるためには、施工前の下地処理が重要です。

では、下地処理とは何なのか。なぜ油膜取りが必要なのか。

この記事では、ガラコを長持ちさせる正しい施工手順や下地処理の重要性、油膜取り剤の種類について詳しく解説します。

この記事の流れは、

  • ガラコ施工前に洗車をする理由
  • ガラコ施工前に油膜取りが必要な理由
  • ガラコの正しい施工手順
  • まとめ

こちらで解説していきたいと思います。

ガラコ施工前に洗車をする理由

ガラコを施工する前に洗車をすることは、知っている方も多いと思います。

走行中のガラスには、砂やホコリ、排気ガスなどの汚れが付着しています。そのまま油膜取りやガラコを施工すると、ガラスに傷が付く原因になることがあります。

そのため、まずは洗車をしてガラス表面の汚れを落としておきましょう。

とはいえ、ここは神経質になる必要はありません。普段通りに洗車を行い、ガラスの汚れを落として拭き上げる程度で十分です。

本当に重要なのは、この後に行う油膜取りです。

なぜ油膜取りが必要なのか、次の見出しで詳しく解説します。

ガラコ施工前に油膜取りが必要な理由

ガラコを長持ちさせたいなら、施工前の油膜取りは欠かせません。

「洗車をしたからそのままガラコを塗ればいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ガラス表面には目に見えない油膜や古い撥水剤が残っていることがあります。

こうした汚れが残ったまま施工すると、ガラコ本来の性能を発揮できない原因になることがあります。

では、なぜ油膜取りが必要なのでしょうか。

まずは油膜がガラスに与える影響から見ていきましょう。

油膜とは?油膜取りが必要な理由

ガラコを施工する前に油膜取りが必要な理由は、ガラス表面をきれいな状態にして、ガラコ本来の性能を発揮させるためです。

洗車をしただけでは、蓄積した汚れや水アカ、油膜までは完全に落としきれません。見た目はきれいに見えても、ガラス表面には目に見えない汚れが残っていることがあります。

こうした油膜が残った状態でガラコを施工すると、ガラコがガラスではなく油膜の上に施工されることになります。その結果、ガラスへ十分に定着できず、正しい撥水能力を発揮できない原因になります。

また、ガラスへしっかり定着していない状態では、本来の性能を発揮しにくいだけでなく、効果が早く低下する原因にもなります。

下の図は、油膜取りを行わずに施工した場合と、油膜を除去してから施工した場合のイメージです。

ガラコの性能をしっかり発揮させるためには、施工前に油膜を除去し、ガラスをきれいな状態に整えておくことが重要です。

油膜取り剤の使い方

油膜取り剤は、ただ塗るだけではなく、しっかりとガラスを磨くことが重要です。

最初からガラス全体を磨こうとするのではなく、小さな範囲から作業を始めましょう。油膜が取れると白く馴染んだような状態になるため、その部分を起点に少しずつ施工範囲を広げていくのがコツです。

また、力任せにこする必要はありません。スポンジを使って一定のリズムで磨きながら、ガラス全体が均一に白くなるまで作業を続けましょう。

油膜取りが完了したら、水でしっかり洗い流し、ガラス表面をきれいな状態にしておきます。

おすすめの油膜取り剤

油膜取りの重要性は理解していただけたでしょうか。

次に、おすすめの油膜取り剤を紹介します。

カー用品店やホームセンターへ行くと、多くの油膜取り剤が販売されているため、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いと思います。

主観的な意見にはなりますが、油膜取り剤は商品ごとに使いやすさの違いはあるものの、油膜を除去するという目的は共通しており、大きな差は感じにくいと思います。

そのため、最も大切なのは商品選びよりも、しっかりと油膜を除去することです。

今回は性能差よりも、初心者でも扱いやすく使いやすい商品を中心に紹介していきます。

キイロビン ゴールド スポンジ付

キイロビン ゴールドは、油膜取り剤の中でも定番の商品です。

オートバックスなどのカー用品店で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

付属のスポンジに液剤を付けて磨くだけなので使い方もシンプルです。

油膜取り剤にはさまざまな種類がありますが、キイロビン ゴールドは長年多くの方に使用されている定番商品です。

とりあえず迷ったら、まずはキイロビン ゴールドを選んでおけば良いでしょう。

glaco ガラスクリーナー 下地処理用

ガラコ ぬりぬりコンパウンドは、ガラコ施工前の下地処理用として販売されている商品です。

キイロビン ゴールドとの大きな違いは、スポンジとコンパウンドが一体になっていることです。液剤をスポンジへ付ける必要がなく、キャップを外してそのまま施工できます。

また、ガラコシリーズの商品なので、これからガラコを施工する方にとっては合わせて購入しやすいのも魅力です。

キイロビン ゴールドのように液剤をスポンジへ付ける手間を減らしたい方には、こちらも選択肢の一つになるでしょう。

晴香堂(HARUKADO) 洗車用品窓ガラス用 水アカとりパッド

水アカとりパッドは、スポンジに油膜取り成分が染み込ませてある使い切りタイプの商品です。

液剤を用意したりスポンジへ付けたりする必要がなく、袋から取り出してそのまま使用できます。

私の体感にはなりますが、一般的な乗用車であればフロントガラスと運転席・助手席のサイドガラス程度であれば1個で施工できることが多いです。

使い切りタイプのため保管場所にも困らず、必要なときだけ手軽に油膜取りを行えます。

今回紹介した3商品の中では最も手軽に使えるため、できるだけ簡単に油膜取りを済ませたい方にもおすすめです。

ガラコの正しい施工手順

油膜取りが終わったら、次はガラコの施工です。

実はガラコにも推奨されている施工手順があり、正しい方法で施工することで本来の撥水性能や耐久性を発揮しやすくなります。

このあと、ガラコの正しい施工手順とおすすめの商品を紹介していきます。

ガラコを塗る前の最終準備 | 純水(精製水)での拭き上げ

油膜取りが終わったら、ガラコを塗る前の最終準備を行います。

油膜取り剤を洗い流した後は、通常の拭き上げだけでなく、純水や精製水を含ませたウエスでガラスを拭き上げるのがおすすめです。

純水とは、水道水に含まれるミネラル分を取り除いた水です。簡単に言えば、より不純物の少ないきれいな水になります。

また、精製水は純水をさらに高純度化したもので、不純物をより少なくした水です。

水道水にはミネラル分が含まれているため、乾燥すると水アカやシミの原因になることがあります。

そこで最後に純水や精製水で拭き上げることで、ガラス表面をよりきれいな状態に整えることができます。

必須の作業ではありませんが、より良い状態でガラコを施工したい方は試してみてください。

今回は500mlと4Lのものを紹介していますが、違いは主に容量です。ご自身の使い方に合わせて選んでください。

使用するときは、新しいきれいなウエスに純水または精製水を少量含ませ、軽く湿る程度の状態で使用します。たっぷり含ませてから絞る必要はありません。

そのままガラコを施工するガラス面全体を拭き上げるように使えば大丈夫です。

ガラス表面に残った水アカやミネラル分を減らし、よりきれいな状態でガラコを施工できます。

ひと手間かかる作業ですが、ガラコをより長持ちさせるためのポイントの一つです。

ガラコの正しい施工手順

ガラコを施工するときは、塗り残しを防ぐために縦→横→縦の順番で施工するのがおすすめです。

一方向だけで塗り広げると、どこまで施工したのか分かりにくくなり、塗りムラや塗り残しの原因になることがあります。

また、フェルト部分に液剤を出しすぎないことも大切です。液剤が多すぎると垂れやムラの原因になり、均一に施工しにくくなります。

おすすめガラコ

ガラコ でか丸

ガラコDX

今回紹介するガラコは、「ガラコ でか丸」と「ガラコ DX」の2種類です。

ガラコシリーズには耐久性や施工方法の違いによってさまざまな商品がラインナップされています。しかし、個人的な感想にはなりますが、普段使いの範囲では撥水性能に大きな差は感じませんでした。

そのため今回は撥水性能ではなく、施工のしやすさを重視して選んでいます。

ガラコ でか丸は、その名の通りフェルト面が大きく、一度に広い範囲を施工できます。少ない回数でガラス全体を塗れるため、効率よく作業を進められるのが特徴です。ただし、本体が大きいためガラスの角や細かい部分はやや施工しにくい場合があります。

一方のガラコ DXは、フェルト部分が四角い形状になっているため、角や端の部分まで塗りやすいのが特徴です。

どちらも十分使いやすい商品ですが、自分の車のガラス形状に合わせて選ぶと良いでしょう。迷った場合は、まずは施工範囲が広く作業しやすいガラコ でか丸がおすすめです。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事では、ガラコ施工前の洗車や油膜取りの重要性、油膜取り剤の選び方、ガラコの施工手順について解説しました。

ガラコは塗るだけでも一定の効果は期待できますが、施工前の下地処理や正しい手順を意識することで、本来の撥水性能や耐久性を発揮しやすくなります。

特に油膜取りは面倒に感じるかもしれませんが、ガラコの性能をしっかり引き出すためには重要な作業です。

この記事が、「ガラコを使ってみたい」「もっときれいに施工したい」と考えている方のお役に立てれば幸いです。

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